『ミッキーかしまし/西加奈子』【エッセイを読んだ感想をエッセイ風に書く#1】

読書読書
妹_右向き
いもうと

最近毎日似たような服ばかりきている、妹です。

タイトルの通り今回はエッセイを読みました。いやーどうでも良いのですが、読んだらエッセイみたいに書きたくなってしまいました。

かろやかで軽快な感じがエッセイの大きな魅力の一つと思っているので、今回はちょっと肩の力を抜いて書いていきたいと思います。

エッセイというのは図々しい気がするので、随筆的な何かを書いていきたいと思います。はい、小心者ですね。

エッセイについて

エッセイって、大好きで。小学生の頃はさくらももこ先生のエッセイが愛読書でした。

あまりに好きすぎて、私の中でエッセイは娯楽として扱われるようになってしまったほどです。

ちなみに小説は娯楽ではありません。読むと登場人物たちの心情と共に心が揺れてしまうし、美しい描写に出会ったときの切なさにため息がでます。簡単にいうと疲れます。小説は「読もう!」と気合を入れて読み始めている節があります。

その点、エッセイは…面白い。ただただ面白い。欲望のままに読み続けると、時間と出費と本棚がエライことになる。なので、自分の中である程度、節制しなければならないものとして位置付けられてしまったわけです。知らぬ間に。

ミッキーかしまし

とまあ、エッセイから少し距離を置いていたのですが、色々な事情でまとまった時間が出来たので、この際読み漁ってしまおう!と思って今回読んだのが西加奈子さんの『ミッキーかしまし』です。

この本は2007年に出版された本です。なんで今この本かというと、たまたま目に入ったからです(ドーン)。

いやあ、まずは面白かったです。あっという間に読み終わった。

西加奈子さんの本は『サラバ!』が本当に印象的で。直木賞を受賞した作品ですが、上中下の3巻あるんですよね。正直、ハードル高くないですか?(笑) もうね、読み始めるまでにすごく時間がかかってしまいましたよ。

でも、読み始めたら本当に凄かった。ココに書くと長くなってしまうので書くのはやめておくんですけど…こんな作品を書ける人がいるのか!と衝撃を受けた作品です。

『サラバ!』はとにかく繊細で文学的な作品の印象だったので、この『ミッキーかしまし』はとても意外性のあるエッセイでした。

とにかく西加奈子さん、人間味がすごい(笑)テレビやインタビュー記事とかでも露出されてるかと思うのですが、あまりしっかり拝見したことがなかったので、作品とのギャップにびっくり。

お酒の失敗談的な話は、そんなこと書いちゃって大丈夫!?という内容ですし、節々にある毒気を含んだ表現は、こちらがヒヤッとしつつも、思わずププッと笑ってしまう絶妙なバランス。

かと思えば、さすがだなぁと思わせるような、感性の豊かさが垣間見える回もあります。人のスーパーのカゴをのぞいて、その人の送っている生活とか人間性を想像して楽しむって話には驚きましたね。妄想力がすごい。

意外にも西加奈子さんはあまり本を読んでいないらしいですが、言葉に対しての敏感さというか、他人に対する興味というか…感嘆しました。

え!?と思ってしまうことをやってしまう大らかさと、意外とそのことを気にしてしまっている気の小ささとの、矛盾の共存がとても人間らしいな、と思いました。私の方が若輩者にも関わらず、愛おしさみたいな感情が湧きました。

攻めの姿勢に器を感じる

今回のエッセイを読んで感じたのは、話題や言葉選びに対する西加奈子さんの攻めの姿勢です。あえて誤解を恐れずに言うなら、「良い子ちゃんすぎない」感じです。

型にガッチガチにハマった良い子ちゃんすぎる文は安定感はありますが、いまいち面白みに欠けることが多いですよね。

この本は攻めのおかげで面白いものになっているし、真面目な話はそのギャップでさらに「おぉ!」とさせられる。話に飽きさせないぞ!という意識が感じられました。バーというより居酒屋で話を聞いている気持ちで読んでました(笑)

このブログ運営者の私たち姉妹は、根が真面目な上に小心者のため、ブログを書くのは至難のワザ。こんな、しがない姉妹が書いている、たまたま辿り着いてくれた人だけが読んで下さる程度のブログですら、「こんな事書いたら、こういう人が傷ついちゃうかも…」とか「こんな書き方したら、嫌な思いをする人がいるかな」とか考えてしまうわけです。

影響力がある人って、こういうリスクをあまり気にしない大物な人や、その上でリスクヘッジが出来るしたたかな人や、それにスマートに対応出来るしなやかな人ばかりなんじゃないかなって思いますね。

西加奈子さんはそのどれにも当てはまらない気がするんですよね(妄想)。もちろん、良い意味です。それでも、話題選びや言葉選びは攻めの姿勢。西加奈子先生みたいな売れっ子さんが臆さずに攻めの姿勢。これはもう西加奈子さんの持って生まれた器の大きさを感じざるを得ません。

こちらのエッセイはシリーズで出ているみたいなので、他のエッセイも読みたいなと思いました。

さて、こちらのブログもそろそろ30記事を迎えます。

国語が苦手な姉と、三日坊主の申し子の妹で細々とよく続いたなぁ、と思います。たった30記事ですけどね(笑)いやぁ、世の中の人はすごいな、としみじみ思うわけです。これからもこのブログは細々と続けていけたら良いよね。日々勉強しつつ。

ビビりながらも少し攻めの姿勢を取り入れたいですね!

それでは今回はこの辺で…おしまい!