『いますぐ書け、の文章法』はブログ初心者にピッタリ/要約・感想

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いもうと

情報収集を本でする癖が抜けない、妹です。

※この記事は本のネタバレを含みます!

まだ少ししか投稿していないにも関わらず、ブログを書く上である悩みが芽生えました。

「文章書くのって難しい…」

社会人になってからというもの、まともに文章と向き合う事がなかったので、久々にこの悩みにぶち当たりましたね。学生の頃はよく感じていた悩みですが。

そこで、本を読んで情報収集してみることにしました。手にとったのが『いますぐ書け、の文章法』堀井憲一郎(著)です。結構ブロガーさん達にも読まれているみたいですね。

レビューも高かったので何気なく読んでみたのですが、とても良かったので、私もこちらにまとめてみることにしました。

脱線しますが、読書した後にレビューしたりブログにあげたり、とにかくアウトプットすると記憶から抜けにくくなるらしいですよ。メンタリストのDaigoさんが言ってました。

ということで、さっそく。

以下、本のネタバレを含みますのでご注意下さい!

要約・解釈

プロとアマチュアの決定的な差

これはこの本の第1章のタイトルです。プロとアマチュアの差は、「文章でお金が取れるかどうか」が基準になるのでとても分かりやすいですね。要は文章の上手い・下手です。その差は何でしょうか。

読んでいる人のことを考える

先に結論から言ってしまいますと、大事なのはこの一点です。ここにプロとアマチュアの差があると。

「文章を書くことの根本精神はサービスにある。」

「読んでいる人のことをいつも考えて書けばいい。」

『今すぐ書け、の文章法』/堀井憲一郎 p16 抜粋

これが一番重要だとこの本では繰り返し書かれています。

身近なもので例えると、学校の読書感想文なんかが良いと思います。あれって、題材は皆一緒じゃないですか。「この本を読んで、どう感じたか」ですよね。

優れた感想文はコンクールに出されます。そう、ここには紛れもなく、優劣の差が生じているのです。これの採点基準って、どんな素晴らしい意見を持ったかではありません。

かと言って、美しい日本語で書かれた作品が優れている、と言うわけでもない。だって、淡々と書かれている文章は退屈ですからね。

つまり、ここで言う優れた文章の基準というのは、自分の感情の動きを相手に伝え、どれだけ相手の気持ちを動かせたか、ということなのです。

誰に読んでもらうのか

ここで重要になってくるのが読んでもらう相手ですね。ここで著者は次のように述べています。

大事なのは、誰に、を決めることではなく、誰に、が決まったあと、その人はどういう気持ちで文章を読むのだろうか、というところまでリアルに考える、ということだ。

『今すぐ書け、の文章法』/堀井憲一郎 p30 抜粋

ペルソナってやつですね。そっか〜文章でもペルソナが大事なのか〜。

ペルソナっていうのは架空の人物(実在の人物で考えることもあるそうですが)、の年齢や性格、習慣などを細かく設定することです。

webサイトのデザインって、ターゲットによって全然違いますよね。あれってデザイナーさんが、ターゲットに合わせてデザインをしているわけですが、そのターゲットをより具体的に考えるための人物モデルがペルソナってやつです。

書いていてふと思い付いたんですが、こう考えるとデザインと文章って似たところがあるな、と。自己満足になってしまったら、その文章やデザインは破綻しているといっても過言ではありません。あくまでも情報を受け取る側を優先して考えていかなければならない。

少し話が逸れてしまいましたが、このペルソナをきちんとやっておけば、いざ文章に迷った時に指針となってくれるわけですね。

正直、ハッとしましたね。恥ずかしながら、私は全然考えておりませんでした。

ついね、文を書いていると文を書いている自分にひたってしまいませんか?私だけかな?w 自己満足に終わることは、文章を書くなら避けなければならないところです。気を付けないとね。

文章は言い切らないといけない

これは第5章のタイトルです。個人的に一番響きました。たしかに…の連続。

「思う」は不要!

これは耳が痛いですね…。気がつくと付けてるんですよね、「思う」。もう何か自分を制する物がなくなれば、全ての文の語尾が「思う」になる勢いです。

たしかに、文章中には、「私」以外は基本的に考えを述べる人は現れないわけです。そう考えると「一人称」と「思う」は不要ですよね。次の例をご覧ください。

『私は、毎日散歩に行くべきだと思う』

『毎日散歩に行くべきだ』

どちらも遜色ない。というか、どちらの方が読みやすいですか?言うまでもなく後者ですね。そもそも、お茶を濁さないと書けないような事は書かない方が良い、とも言えます。

それに加え、相当有名人でない限り、「私」のことは誰も知らない、というか興味がないです。そこに「私は○○だと思う」という文が出ていると、「いや、あなた誰?」ってなります。

読む人に余計なストレスがかかるわけですね。それで気になって「私」について調べて理解してくれようとする読者なら良いですが、そんな人はまずいないでしょう。

なるべく、読者には自然に文章を読んでもらう方が良いです。著者の存在は余計にチラつかせるなって事ですね。勉強になるなぁ。

それでもなお、「いや、文章を書く以上、自分の事を知ってもらいたい!」と思う人は、前章に書いた「読んでいる人のことを考える」に立ち返って下さい。

時系列はやめる!

何かを書きたい時って、時系列に沿って書きたくなりますよね。一見その方が分かりやすそうですし。しかし、言ってしまえばそれもまた書く側のエゴと言うやつです。よく考えてみてください。

読む人からしたら、

「あなたが興味あるのはこの事だろうけど、この事を理解してもらうには、まずここを読んでね」

っておあずけを食らうんですよ。んー、間違いなくストレスですね。興味がある部分にたどり着くまでに読むのをやめてしまいます。

あくまでも読む人ファースト。時系列にこだわらず、興味をそそる部分や、とっておきの部分を先に書く事を意識しましょう。

とにかく書け

行き着くところはこれでした。

手持ちの言葉で戦う

文章を書く時に、「ちゃんとした文章を書かないと」と思ってしまいます。言葉を調べたり、変な日本語になっていないか確認したり…。

かっこいい文を書こうとする、これも書く側のエゴです。

読む人にとって分かりやすい文。自分の知らなかった言葉を使った文章って分かりやすいですかね?

使い慣れた言葉を用い、あくまでも伝える事に注力する事が大事なのです。

ま、あくまでも文章を書く時の話なので、語彙を増やす努力はした方が良いんでしょうけどね…。同じ事ばっかり言ってるブログは嫌ですもん、「すごい」とか「やばい」とかね…。

たくさん言葉に触れ、語彙を増やし、普段から使って自分のものにして初めて、文章を書く時に自分の装備として使えるって感じですね。

文章の運動性

著者は文章を書く事を次のように述べています。

文章は文章そのものに運動性がある。

書き手が制御できるものではない。

『今すぐ書け、の文章法』/堀井憲一郎 p165 抜粋

とにかく書いてみると、思いもよらない方向に話が行き、自分をも驚かす事が出来ると著者は述べています。この体験は実体験しないとわからない、だから書きなさいと。

たしかに、筆がノるというか、書きたい事が溢れる時ってありますよね。今そうなんですけど。不思議とソワソワした感覚に陥ると言いますか、妙な焦燥感がある。脇汗もかく。いや、これは私だけか。

そういう時って必ず、書いている時です。書いている途中に書きたい事が浮かんでくる。

これって話が脱線するんで、良くない事だと思ってたんですよね。しかし著者は、そこにこそ文章を書く楽しさがあると言っています。勇気が湧きますね。

とにかく書く、これの良さはライブ感ではないかと。気持ちのたかぶりを書けるのは、気持ちがたかぶったその瞬間だけです。そこに生まれるライブ感が読む人を惹きつける事になる。ある種の即興性と著者も述べていますが。

だから変に頭で考えるよりも、とにかくまずは書いてみろ、という事なのかな、と。

漫才が好きでたまに見に行くのですが、不思議とテレビで見るより面白いんですよ。これもやっぱりその場の勢いとか、流れとかが生む即興性が人を惹きつけるんだと思います。文章にも同じ事が言えるわけですね。

文章は手直しが出来るので、まずは手を動かす事に何の損もありません。

まとめ

さて、ここまで要約と解釈をしてまいりました。

何だか文章を書く事についてあーだこーだ言ってしまってので、ブログを書くハードルが上がった感じがしますね。w

いやでも、文章を書く上で重要な事ばかりだったから良いんだ。良い意識付けになったぜ。って事にしよう。

ということで、私のようなブログ初心者にはまずおすすめしたい一冊でした。参考になる事間違いなし。

ここでまとめたのは本の一部です。他にも参考になる事がたくさん書いてありました。何より、文章を書く仕事に携わってる著者の言葉は説得力が違いますし、実例も分かりやすいです。

文章も読みやすいので、興味がある方は是非読んでみて下さい!

それでは今回はこの辺で!おしまい!